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高校から公務員のキャリアを積む

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753【進路とキャリア5】「新卒」チャンスを2回にする

学生から社会人になる時には、日本の社会では特別の計らいがあります。

それが「新卒」という扱いです。

例えが悪いですが、わかりやすいようにお伝えしますのでご了承ください。

「新卒」はいわば、車で言えば工場から出荷された新車です。

このタイミングは、学生から社会人になる1回のチャンスしかありません。

ここを失敗すると、新車として工場から出荷されたのに倉庫に残され1年が経過すれば、最低でも「新古車」下手をすれば中古車になってしまいます。

就活が失敗した学生が、無理に卒業しないで、わざと留年したり、大学院に行くのは「中古車」のレッテルを貼られるのを警戒するからです。

1回も走ったことがないのに、車の価値と同じように、年を追うごとに「価値は下がり続けます」から、このワンチャンスが、いかに重要かがお分かりになったかと思います。

前のセッションで将来的には「公務員を志望」することになるなら、高校から公務員を目指すことは、大学のワンチャンスではなく、高校卒業の時、大学卒業の時の2回にチャンスを広げることに繋がるのです。進学に重点を置くと見えてこない話ですが、キャリアのことを重視すれば、この選択肢は進路で悩んでいる人はもちろん、大学に進学することを決めている人にとっても見過ごすには勿体無い話だと思うのです。

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